こるり
背景画にチャレンジしてみました。
↓
背景を描く事自体は初めてではないのですが、パースを作って描いたのは初めてです。
↓ これとかは完全に勘だけで描いたので、その後に入れ込んだベンチとか人が完全に浮いちゃってて、わけが分らなくなった思い出があります。
ちょっとは進化したでしょうか。
作画の工程としては、
1・ 下書き。5ミリの方眼線が入ったA4レポートパッドに鉛筆でざっくり適当に書いていきます。スキャンするので、ラインは薄いブルーのがよいです。
私が描く線は左右の歪みや高さのずれが酷いので、方眼線は重宝します。
パースに関する本を何冊か買って勉強してみまして、セオリーにしたがってアイライン設定。
今回の画だと正面奥にある赤い手摺りの上辺を通る水平線がアイラインです。
消失点は、手摺りの大きな柱の直ぐ左隣辺りです。
消失点から放射状に線を引き捲ります。
2・ 取りあえずスキャン。
取り込んだ画像にレイヤーを重ねて、グリッドとやらを作ります。柱等の縦の線を構成している線に使います。
デジでのお絵かきを始めてから数年経ちますが、今回初めてフォトショで直線書くやり方を覚えました。
いやー、便利なものですね。
Shift を押しながらドラッグすると水平&垂直の線が引けるのは知っていたんんですが、任意の点と点を結ぶやり方(任意点を鉛筆ツールかブラシツールで描画し、次の点をShiftを押しながら描画する。次の点もShiftを押すと連続線になる)は出来ませんでした。
出来なかった理由は簡単で、ずっとペンタブでやっていたからでした。筆圧感知が邪魔していたようです。マウスでやったら綺麗に出来ました。
さて、スキャンした画像をものすごく縮小し、遥か下方に定めた二つ目の消失点から直線を落としまくります。
3・ できた画を少し薄くしたら一旦印刷。 これの上に今度はちょっとしっかり目に下書きし直します。
4・ 白紙のコピー紙を重ね、トレースします。0.3ミリのシャーペンがいいです。もっと細い線が描きたい時はステッドラーの芯ホルダーのやつをトキトキにするといいです。
余談ですが、トレースする時のLEDライトが超目に痛いのですが、ブルーライトカットレンズ眼鏡が役に立ってくれました。
5. 出来上がった線画をスキャンし、線画を抽出。で、色塗り開始。
6・ 床や壁が粗方塗れたら、レイヤーを重ねて本や時計等小物を描き込む。
・・・という感じです。
最後は統合した画像を二枚複製してそれぞれ10~20ピクセルくらいぼかしを掛け、描画モードを「オーバーレイ」と「スクリーン」にして透明度を調整してみました。
私は兎に角色を選ぶのが苦手で、そこが一番苦労しました。
いい経験にはなったかなと言う感じです。
いちばん新しいのがこれ。ぱ、ぱぱぱぱんちらはNGですよね、見えてないからOKですよね?
なんかおっぱいに丸みが足りない。修行も足りない。
最近、線画を描くのにAzPainter2を使用しています。無料だしソフトが軽いし線の補正が利くし、フォトショ形式で保存もできるからと言うのが理由です。
フォトショと比べて大変描きやすく、満足しています。